病院の先生より授かったばかりの赤ちゃんがダウン症だと告げられ、その後、ダウン症について多くの説明を聞いたけど、突然の告知に混乱し先生の説明が頭に全く入ってこなかった。
結局、ダウン症って何なんだろう?
普通の赤ちゃんとは何が違っているのだろう?
そのように考え、悩みながら自分でいろいろと探し回り、このページに辿り着かれた方も多いのではないでしょうか。
ダウン症はダウン症候群が正式名称で、通常23対46本で構成される染色体の中で、21番目の染色体が1本多い3本で構成されているという異常を持つ先天性疾患になります。
この21番目に1本多くある染色体の影響で、様々な症状や特徴が生じることになります。
最近ではダウン症(ダウン症候群)の他に21トリソミーという名称で呼ばれることも多いようです。
ここではダウン症において生じる特徴について書いていきたいと思います。
◎ダウン症の特徴
ダウン症において生じる特徴は、ダウン症のある人全てにこれらの特徴全てが現れるというものではありません。
あくまでもこれらの特徴を持つことが多いということになります。
また、生まれてすぐに特徴が出ている場合や、成長に伴い特徴が現れてくる場合もあります。
オイタパパの次男(以下、オイタと表記します)はダウン症のある20歳を過ぎた青年ですが、オイタの場合もやはり現れている特徴と現れていない特徴が存在しています。
それぞれの特徴について、オイタの場合はどうなのかという点も含めて記載していきたいと思います。
また、各特徴に関連してそれらを題材とした記事をこれまでいくつか書いてきていますので、そちらも合せて紹介させていただきます。
【顔に生じる特徴】 オイタの場合[●:有り、-:無し]
顔に生じる特徴 | オイタ | 関連記事 | 参考 |
くっきりした二重 | ● | ダウン症で二重まぶたが特徴なのは日本を含む北東アジアだけ | |
つり上がった目 | ● | ダウン症の目は見るだけでなくコミュニケーションの要 | |
目と目の間隔が広い | - | ||
鼻(鼻根部)が低い | ● | ||
鼻の穴が上を向いている | - | ||
耳の上の方が折れている | ● | ダウン症の耳の特徴。生まれた時の気がかりと成長に伴う心配 | |
耳が小さい | ● | ||
耳の位置が低い | - | ||
舌が大きい※ | ● | ダウン症の舌。成長・療育で出さなくなっていきます | ※下顎が小さいため比較して大きく見えるだけとの意見もあります |
後頭部が平ら(絶壁) | ● |
【手足に生じる特徴】 オイタの場合[●:有り、-:無し]
手足に生じる特徴 | オイタ | 関連記事 | 参考 |
手の平のますかけ線(猿線) | ● | ダウン症とますかけ線。オイタの手相が示すもの | |
手の小指の関節が少ない | - | ||
手の指が短い | ● | ||
足が短い | ● | ||
足の親指と人差指の間隔が広い | - | オイタの場合、足の中指だけが短いという奇形を持っています。 | |
土踏まずが出来にくい(扁平足) | ● |
【赤ちゃんの頃に気になる特徴】 オイタの場合[●:有り、-:無し]
赤ちゃんの頃に気になる特徴 | オイタ | 関連記事 | 参考 |
あまり泣かない | ● | ダウン症は育てやすいと言われるが手をかけないと成長しない | |
よく寝る | ● | 同上 | |
母乳を吸う力が弱い | ● | ダウン症の診断。可愛いかった赤ちゃんが違う何かになった日 | |
筋肉の低緊張(フニャフニャしている) | ● | ダウン症の筋肉。緊張が低いことが様々な症状の大きな要因 | |
便秘になり易い | - |
【知能面の特徴】 オイタの場合[●:有り、-:無し]
知能面の特徴 | オイタ | 関連記事 | 参考 |
知的障害がある(軽度~重度) | ● | ダウン症の知能。IQはあくまでも参考データ/ダウン症と知的障害。乳児期における知的発育の遅れについて | |
知能の発達がゆっくり | ● |
【運動面の特徴】 オイタの場合 [●:有り、-:無し]
運動面の特徴 | オイタ | 関連記事 | 参考 |
筋力が弱い | ● | ||
運動能力の発達がゆっくり | ● | カテゴリ『ダウン症の成長』内各記事 | |
疲れやすい | ● |
【言語面の特徴】 オイタの場合[●:有り、-:無し]
言語面の特徴 | オイタ | 関連記事 | 参考 |
話し始めるのが遅い | ● | ||
滑舌が悪くはっきり聞き取れない | ● | ダウン症と言葉。聞き取りにくさは思いやりでカバーできる |
【合併しやすい疾患(合併症)】 オイタの場合[●:有り、-:無し]
合併しやすい疾患(合併症) | オイタ | 関連記事 | 参考 |
先天性心疾患 | ● | オイタの場合は生後1年程度で自然治癒しました | |
十二指腸閉鎖または狭窄 | - | ||
甲状腺機能低下症 | - | ||
糖尿病 | - | ||
斜視,屈折異常等眼疾患 | ● | オイタの場合、強い乱視があります | |
中耳炎の発生率上昇 | ● | ダウン症の耳の特徴。生まれた時の気がかりと成長に伴う心配 | |
難聴 | ● | オイタの場合、滲出性中耳炎によるものと言われています | |
環軸椎、後頭環椎不安定性 | - |
【身体的特徴】 オイタの場合[●:有り、-:無し]
身体的特徴 | オイタ | 関連記事 | 参考 |
身長が低い | - | オイタは164cmあります | |
太りやすい | ● | ダウン症と肥満。小さい頃から運動習慣を持たせましょう |
【性格面の特徴】
性格面の特徴 | オイタ | 関連記事 | 参考 |
明るく朗らか | ● | ダウン症とコミュニケーション。明るく朗らかな性格が武器 | |
頑固・融通が利かない |
合併症についてはその疾患毎にきっちりと管理し、適切な治療を行っていく必要がありますが、それ以外の特徴については、知能や運動能力の発達がゆっくりであるということを含めて、ダウン症のある人(赤ちゃん)各々が持つ個性だと捉えても良いのではないかとオイタパパは考えています。
こうして特徴をずらっと並べて書き、オイタの場合はどうなのかというのを並べて俯瞰して見ると、結構オイタは当てはまっていることが多いなぁというのが率直な感想となりました。
まぁ見た目とおりなのかもしれないですが。
その見た目の特徴というのが偏見に繋がることもあり、赤ちゃんがダウン症と告げられたばかりの人にとっては、受け容れ難いと感じる要因の一つになっているのかも知れません。
オイタパパのようなベテラン?になると、この見た目の特徴がダウン症のある人の持つ愛らしさに繋がっている、と考えるようになるんですけどね。
赤ちゃんがダウン症と告げられたばかりの人にも、授かった赤ちゃんの育児を楽しめるようになる日がいつかきっと訪れます。
ダウン症の特徴がチャームポイントだと思える日が、あなたにも一日でも早く訪れることを願っています。
今日の話は以上となります。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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