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オイタパパです。
ダウン症のある人は、みんな同じ顔に見えると言われることありますが、みんな同じということは有り得ないことで、人それぞれ両親譲りの個性を持った違った顔をしています。
ただ、ダウン症には顔に現れる共通的な特徴がいくつかあり、それらの特徴が各々の顔に現れることにより、どこか似ている雰囲気を醸し出しているのです。
このダウン症のある人に現れやすい特徴が、生まれたばかりの赤ちゃんに有るか無いかがダウン症の有無を判断する目安の一つになっています。
顔の中でも目には複数の特徴が有り、それらは見て分かりやすい(識別しやすい)特徴であるため、生まれたばかりの赤ちゃんの目にそれらの特徴が現れていれば、もしかして?と少し不安になることも多いようです。
今日はダウン症の目について、考えてみたいと思います。
ダウン症の目の特徴
ダウン症の目には以下のような特徴があります。
【ダウン症の目の特徴】
・くっきりとした二重まぶた
・目尻が上に上がっている(つり目)
・目と目の間が広い
目を含めて顔に現れる特徴は、顔の中心部の骨がゆっくり発達するのに対し、その周囲が通常の速度で発達するため皮膚が外側に引っ張られてしまう ことにより生じるというように言われています。
また、顔周辺の発達状況の違いなどにより、生まれた時から特徴的な顔立ちとなっている場合や、成長するに従って特徴が強まる場合などさまざまあるようです。
なお、これらはいずれもダウン症のある人に現れやすいというだけであり、ダウン症のある人全てに必ず現れるものではありません。
また、健常な人にも普通に現れるものですから、これらの特徴が一つでも現れている=ダウン症 ということにはなりませんので、必要以上に心配することはありません。
健常な人でもつり目で二重まぶたの人なんて、珍しくもなんともないですよね。
ジャニーズの亀梨和也さんや俳優の菅田将暉さんなどもつり目で二重まぶたな人ですし。
もしそれでも心配な場合は医師等の専門家に相談して不安を解消し、決して一人で抱え込み悩み続けることがないようにして下さいね。
生まれてスグのオイタの目に特徴は現れていたか?
オイタパパの次男(以下、オイタと表記します)はダウン症のある二十歳を数年過ぎた青年なんですが、生まれてスグのオイタの目にこれらの特徴は現れていたのでしょうか?
ちなみにオイタがダウン症であることについて、生まれた産科医院では入院中はもとより1ヶ月検診においても一切告げられることはなく、生後2ヶ月経った頃に別の総合病院で告知されました。
(オイタが生まれた頃のことについては『ダウン症と顔。特徴は生まれてすぐに判別できる?』で少し詳しく書いています)
産科医はじめ専門家が揃う産科医院で分からなかったくらいだから、特徴は全く現れていないか、一つ該当する程度かな?と思うかもしれませんが…
生まれてスグのオイタの写真で確認してみる
では、写真を見て確認してみましょう。
いかがでしょうか?
この写真は産科医院を退院して、2,3日後の生後10日頃の写真になります。
分かりやすいように、横向きで撮ったものを縦にして顔周辺を切り取り大きくしているので、少しアングル的に違和感がありますが、それは気にしないでくださいね。
生まれてきた時の体重が3710gと健常児と比べても大きく生まれてきたので、生後10日頃なのに肉付きもよく結構しっかりした顔つきをしていますね。
それにメチャクチャ可愛いですね(単なる親バカ)
で、目を見てみると
・筋がくっきりと入った二重まぶた
・上に上がった目尻
目と目の間はどうでしょうか?
オイタパパにはそれほど目立ったものではないように感じます。
オイタパパの甘めの見立てでも特徴の3分の2が該当してますね。
さらに、これら目の特徴以外にも
・耳の上の方が折れ曲がっている
・鼻根部が平坦
・鼻が低い
・体全体がフニャフニャしている
・両掌にますかけ線(猿線)
など、多くのダウン症の特徴が既に現れていました。
これだけ多くの特徴が揃っていれば、生まれてすぐに分かっていても何らおかしくはないのですが、オイタの祖父母を含むオイタ家族が知ったのは2ヶ月経ってからでした。
単なる言い訳ですが、オイタ家族はダウン症について全く知識がありませんでした。
このため、親バカモード全開で素直に『とっても可愛い赤ちゃん』とみんなで言ってました。
しかし、素人は知らないで済ませますが、さずがに産科医院では疑いを持っていてもおかしくないレベルな筈です。
この辺りのいきさつ(愚痴?)については先程も紹介した『ダウン症と顔。特徴は生まれてすぐに判別できる?』などで既に書いていますので、ここでは省略しますが、令和が始まった今の世には、こういう責任感の欠片もないような医療関係者がいなくなっていることを、オイタパパは切に願っています。
目は口ほどに物を言う
目は口ほどに物を言うということわざがあります。
言葉に出さなくても、目で相手に伝えることができる。また、言葉でうまくごまかしても、目に本心が表れるものである。
といった意味になりますが、
ダウン症がある人にもこのことわざは当てはまり、オイタが嘘をついている時にオイタの目を見ると見破れますし、何かやってほしそうなことがあれば目を見て伝えてきます。
ダウン症があろうがなかろうが、目は口ほどに物を言うということですね。
また、ダウン症のある人は、言葉を耳で聞いて理解するのは苦手ですが、目で周囲をよく見て相手の伝えたいことを理解し、円滑にコミュニケーションを図ることが得意です。
上で挙げた3つのダウン症の目の特徴はあくまでも見た目の話ですが、ダウン症のある人にとって目は見るだけでなく、伝えるためにも、伝えられるためにも大変重要なものになります。
今日のお話は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございます。