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ダウン症の筋肉。緊張が低いことが様々な症状の大きな要因

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

筋肉がフニャフニャしていてもちゃんと走れるようになりました。

オイタパパです。
ダウン症の赤ちゃんはフニャフニャしていることが多いと言われますが、赤ちゃんはもともと柔らかくてフニャッとしてるイメージがありますよね。

柔らかそうでフニャっとしている赤ちゃんが更にフニャフニャ?
これは具体的にどういうことなのか、今一つ分かりにくいように感じます。

 

オイタパパが次男(以下、オイタと表記します)を育てたように、実際にダウン症の赤ちゃんを抱っこでもしたことがあれば、あぁ確かに赤ちゃんの頃はフニャフニャしてたな と分かるのですが、そうでなければフニャフニャしている では分かりにくいように思います。

 

フニャフニャしていることを専門的に言うと『筋肉の緊張が低い』『筋肉の低緊張』あるいは『筋緊張低下』というようで、体を支えるための筋肉の張りが弱い状態のことをいうそうです。

 

今日はダウン症の筋肉の緊張が低いことについて考えてみたいと思います。

 

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ダウン症の筋肉は緊張が低い

筋肉の緊張が低いってどういうことなの?

筋肉の緊張が低いというのは、体を支えるための筋肉の張りが弱い状態です と言われてもこれもまた、なかなかピンとこないのではないでしょうか。

オイタパパもネット上で資料をいろいろ探し、多くの表現をみましたがどの表現を見ても今ひとつピンときませんでした。

 

ダウン症のある赤ちゃん育児経験者であるオイタパパが読んでも分かりにくい説明 ということは、多くの人にとって分かりにくい説明 ではないかと思うのですが、どんなもんなんでしょうかね。
ひょっとするとオイタパパの読解力が低いだけ?

 

そんな状況ではありましたが、なんとなく分かったような気になる表現も少し見つかりました。

『弛んだゴム』や『弛んだバネ』

と書かれた喩えなどは、少し分かりやすい表現かなと感じます。

『引っ張ってないゴム』や『引っ張ってないバネ』と言ってもいいのかも知れません。
まぁ結局は同じなんでしょうけど。

 

本来であればピンと張っているべきものが、弛んでいるため引き戻す力が弱い という状態を表そうとする喩えだと思います。

 

オイタパパも無い知恵を絞り考えてみた

これを受けてオイタパパも無い知恵を絞り、喩え方を考えてみました。

筋肉の緊張が低いというのは、

”筋肉が『使い古して伸びたゴム紐』のような状態のこと”

これどうでしょう?

 

これで皆さんも『筋肉の緊張が低い』というのがどういったことか、少しは分かりやすくなったのではないでしょうか?

え?余計に分からなくなった?
そもそもゴム紐が何か分からない?

ええぇ…時間かけて考えたんですけど…_| ̄|○

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筋肉の緊張が低いとどういった影響がある?(少し大きな子供の場合)

ところでダウン症のある赤ちゃんの筋肉の緊張が低いと、心身の成長にどういった影響が生じるのでしょうか?

以下の文章はネット上で見つけた資料からの抜粋なのですが、かなり分かりやすく書かれているのではないかと思います。

筋力という言葉には馴染みがあると思いますが、筋力が筋肉の力のことなのに対し、筋緊張は筋肉の張りの状態のことをいいます。

私たちの筋肉は安静時でも一定の緊張(張り)を保っていて、無意識にコントロールされています。

特別に力を入れなくても真っ直ぐに姿勢を保って立っていられるのは、立位に関係する筋肉(筋力と筋緊張)のおかげです。

そのため、筋緊張が低いと何気ない姿勢保持や歩行などの運動でも過剰な努力が必要となりとても疲れやすくなります。

ダウン症の子どもたちが疲れやすいのも筋緊張が低いことが関係しています。

だらけで姿勢を崩しているのではなく、低い筋緊張によってよい姿勢を長く保つことが難しいためダラダラしているようにみえることも多いです。

※出典:湘南養護学校『相談支援つうしん』
https://shonan-sh.pen-kanagawa.ed.jp/shien/tuusin/kyouin2017/tkuusin45.pdf

上で筋肉の緊張が低いことを『弛んだゴム』や『弛んだバネ』そして『使い古して伸びたゴム紐』などと無理に何かに喩えようとしていましたが、先にこの文章を読むだけで、すっと理解できたかも知れませんね。

(オイタパパの釈明:上でいろいろ考えてもらったのでこの文章が分かりやすいようになったんですよ。きっと)

こんなどうでもいい話は置いておきまして…

 

この文章は少し大きくなった子供の事が書かれているのですが、内容について以下に簡単にまとめてみます。

・筋肉の緊張は筋肉の張りの状態のことをいう

・力を入れなくても真っ直ぐに立っていられるのは、筋力と筋緊張のおかげ

・筋肉の緊張が低いと、姿勢を保つことや歩行など軽い運動だけでも、多くの体力が必要になる

・健常児にとって普通の動作も、筋肉の緊張が低いダウン症児には、体力の消耗が大きく疲れやすい動作となる

・ダウン症児は姿勢を長く保つことが難しいため、ダラダラしているようにみえる

 

オイタパパとしては『疲れやすい』ことが、筋肉の緊張が低いため であるというのが、少し意外な感じを受けたのですが、この文章を読むとなるほどなぁと思えました。

何気ない普段の生活の中だけでも、健常な人に比べ多くの体力が必要となっている訳ですね。

 

ダウン症のある赤ちゃんに現れる影響

また、上記資料には書かれていませんが、ダウン症のある赤ちゃんの場合には以下のような影響を及ぼすことになります。

・首がすわる時期やお座りできる時期 等々全身を使った身体的成長の遅れ(全身の筋肉の緊張が低いため)

・口から舌が出やすい(顎など口の周りの筋肉の緊張が低いため)

・言語発出の遅れ(顎など口の周りの筋肉の緊張が低いため)

等々、多くの症状の大きな要因として 筋肉の緊張が低いこと が関係しています。

 

更に筋肉の緊張が低いとこれらの他にも、筋肉の先につながっている各関節へも影響を及ぼし、関節が曲がりすぎたり、開きすぎたりということに繋がります。

ダウン症の赤ちゃんの体が柔らかいというのは、この関節の可動範囲が大きくなるために生じる特徴になります。

 

そういえばオイタも小さい頃によく、足を床に広げて座った状態から、そのまま体を前に折り曲げていたことを思い出します。
本当に上半身がぺたっと床にくっつくんですよね。

写真探してみなきゃ。(フィルム時代なんで探すの大変なんです。ちゃんと整理出来てないだけですけど)

 

今日の話は以上になります。
最後までお読み頂きありがとうございます。

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