この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。
赤ちゃんがつかまり立ちできるようになると、次は伝い歩きです。
すでにハイハイが出来るようになっている赤ちゃんであれば、つかまり立ちが出来るようになってから、あっという間に伝い歩きも出来るようになることが多いようです。
気がつけばいつの間にか伝い歩きしていた、そんな事も珍しくありません。
ズリバイやハイハイにより、部屋中のいたる所へ冒険できるようになった赤ちゃんの興味は、これまで高くて見えなかった場所に置かれている『お宝』に移っています。
つかまり立ちにより高さを手に入れ、そこで今まで見たこともない『お宝』を見つけ、興味に惹かれた赤ちゃんはそのまま一歩を踏み出すのでしょう。
今日はダウン症の伝い歩きについてお話してみたいと思います。
ダウン症の赤ちゃんと伝い歩き
赤ちゃんと伝い歩きについて
伝い歩きとは、赤ちゃんがテーブルやソファに手をついて伝って脚を動かし、歩くことを言います。
伝い歩き始めたての頃はつかまった物に寄りかかって、足の裏を床に付けたまま移動することが多いようですが、慣れてくると足をしっかり上げて移動できるようになってきます。
脚の動かし方やバランスのとり方をだんだんと覚えていき出来るようになる訳です。
以下の表は兵庫医科大学病院遺伝子医療部作成の冊子『ダウン症候群をご理解いただくために』に掲載されていたものからの転載になります。
この表はダウン症のある赤ちゃんが各運動発達を達成した(出来るようになった)月齢をグラフ化した成長段階表になります。
※出典:兵庫医科大学病院『ダウン症候群をご理解いただくために』
※クリックするとPDFファイルのダウンロードが始まりますのでご注意ください。
※他の文献等を見ると、この表の範囲と一致していないものも見受けられます。この表はあくまでも参考としてご覧下さい。
残念ながらつかまり立ちする時期については、記載されていませんが上でも書いたように、つかまり立ちが出来るようになれば、伝い歩きは割合早く出来るようになる赤ちゃんが多いようです。
赤ちゃんによっては、つかまり立ちが出来た翌日には伝い歩きを始めていたということもあるようです。
これは健常な赤ちゃんだけでなく、ダウン症のある赤ちゃんの場合も同じような傾向のようです。
勿論、個人差が大きいので、少し時間が掛かったとしても心配する必要はまずありません。
慎重な性格の赤ちゃんの場合、一歩を踏み出すまでに数週間時間を掛ける子も珍しくないそうです。
赤ちゃんが踏み出す一歩を温かい目で見守ってあげましょう。
つかまり立ちや伝い歩きが出来るようになると、転げるという危険が生じることになる点については、注意が必要です。
ズリバイやハイハイに比べると格段に高い位置に頭があります。
転んで頭を打った際の衝撃もより大きなものになりますので、十分に注意する必要があります。
赤ちゃんの手が届く範囲に危険なもの、重いものを置かないことや、動き回れる範囲に角が尖ったものなど置かないように気をつけましょう。
オイタの伝い歩き
オイタパパの次男(以下、オイタと表記します)はダウン症のある20歳過ぎの青年です。
オイタがつかまり立ちをしたのは、1歳3ヶ月(生後15ヶ月)頃になります。
その後、伝い歩きをいつ位から始めたのか明確には分からないのですが、つかまり立ちを始めた頃のビデオを見ると、既に片足を上げることも出来るようですので、このビデオの撮影後ほどなくして出来るようになったものと思います。
以下はつかまり立ちが出来るようになった1歳3ヶ月(生後15ヶ月)頃のビデオです。
余裕で片足上げてますよね。
そういえば、手押し車についてはオイタは家では使うことがありませんでした。
通っていた療育センタでは上手に押して遊んでいたようです。
伝い歩きが出来るようになれば、歩き始めるのも時間の問題かなと思いがちですが、ここから支え無しで歩けるようになるまでには結構な時間がかかったんですよね。
以下は上のビデオの時期から5ヶ月半経過した時のビデオなので、1歳8ヶ月(生後20ヶ月)過ぎですが、まだまだ伝い歩き全盛です。
このビデオを撮る少し前には一人立ちがたまに出来るようにはなっていましたが、一人で少しでも歩けるようになるのは、ここから3ヶ月以上経ってからのことになります。
上のビデオなど見てると、いつ一人で歩いてもおかしくないように見えるんですけどね。
オイタにとって移動手段といえば伝い歩き、という期間が長い間続きました。
まぁゆっくりでも一歩一歩成長してくれるだけで嬉しいからいいんですけどね。
今日のお話は以上となります。
最後までお読み頂きありがとうございます。