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ダウン症の歩く時期はゆっくり訪れます。焦る必要はありません。

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

ダウン症のある赤ちゃんが歩く時期はゆっくりと訪れます

オイタパパです。

赤ちゃんがハイハイやつかまり立ち、伝い歩きを自由自在に出来るようになり、部屋の中を所狭しと動き回れるようになると、いよいよ一人で歩ける日も近いかなと考え始めると思います。

しかし、ダウン症のある赤ちゃんの場合、もうすぐ歩きそう、あとちょっとで歩きそうと思っている間に気がつけば数ヶ月経過していた、ということも珍しくはないようです。

 

今日はダウン症のある赤ちゃんの歩く時期についてお話していきます。

 

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ダウン症のある赤ちゃんが歩く時期

赤ちゃんが歩く目安時期

健常な赤ちゃんの場合、1歳前後に歩き始めるというのが大体の目安になっており、早い子の場合8ヶ月頃からという場合もあるようです。

ダウン症のある赤ちゃんの場合は、その倍の2歳頃というのが一応の目安時期と考えて良いようです。

しかし、個人差がとても大きく、3歳頃になってやっと歩き始める子も多いようですので、焦ること無く、ゆったりと構え赤ちゃんの成長を見守ってあげましょう。

 

ダウン症のある赤ちゃんは『ゆっくり』

以下の表は兵庫医科大学病院遺伝子医療部作成の冊子『ダウン症候群をご理解いただくために』に掲載されていたものからの転載になります。

この表はダウン症のある赤ちゃんが各運動発達を達成した(出来るようになった)月齢をグラフ化した成長段階表になります。

ダウン症の首すわり時期が示された表

※出典:兵庫医科大学病院『ダウン症候群をご理解いただくために
※クリックするとPDFファイルのダウンロードが始まりますのでご注意ください。
※他の文献等を見ると、この表の範囲と一致していないものも見受けられます。この表はあくまでも参考としてご覧下さい。

 

この表をみれば分かりやすいと思いますが、ハイハイやつかまり立ち、そしてひとり歩きといった脚の筋力や腰の安定が必要な項目については、健常な赤ちゃんに比べ出来るようになる時期がかなりゆっくりとなります。

よく言われる健常な赤ちゃんの2倍の時間をかけてゆっくり成長する というのに当てはまる感じだと思います。

 

また、各項目の期間の長さは個人差が大きいことを表わしているとも言えるのですが、これもハイハイやつかまり立ち、ひとり歩きはとても期間が長く(個人差が大きく)なっているのが見て取れます。

 

ダウン症のある赤ちゃんが歩き始める時期は、健常な赤ちゃんに比べ大変ゆっくりで、また個人差がとても大きいということですので、親としてもゆったりとした気持ちで我が子の成長を温かく見守ってあげて下さい。

 

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オイタが歩き始めた時期

オイタパパの次男(以下、オイタと表記します)はダウン症のある20歳過ぎの青年です。

オイタが歩き始めたのは、2歳の誕生日を少し過ぎた頃(生後24ヶ月過ぎ)のことになります。

 

つかまり立ちや伝い歩きをし始めたのは、1歳3ヶ月(生後15ヶ月)頃で、ハイハイは1歳6ヶ月(生後18ヶ月)頃なので、親としては随分長い間、今か今かと待っていた感じだったような気がします。

まぁ20年ほど前のことなんで、あまり覚えてはないんですけどね…

 

以下は歩きはじめの頃の様子を映したビデオになります。

ビデオでは3,4歩歩いており、その時「新記録か?」という声が入っています。

また、「上手!上手!」という掛け声はその時に取組んでいる重点項目を『上手にやって見せて』『上手に出来たね』という意味合いで使っていたと思います。

毎日少しずつ、出来たり出来なかったりしながら成長していったんだと思います。

 

しかし、ここからスタスタ歩くようになるには、まだまだ時間が必要です。

 

次は上のビデオの撮影日から20日ほど経った日に開催された、オイタが通っていた療育施設の運動会の会場(施設近くの小学校体育館)での模様を映したものです。

運動会が始まる直前で、みんな体育館の端に座っている時にオイタが突然、体育館の中央に向かって歩きはじめました。

周りでチョロチョロしているのは3歳上のオイタ兄です。

5,6歩くらいは歩いているでしょうか?

20日間の成長の成果は2歩ですね(^^)

 

オイタの歩き完成形

続いては運動会から1ヶ月半ほど経過した、とある休日の狭い社宅の部屋での模様です。

オイタ兄が謎の掃除機遊びをしているところ、オイタは家の中を自由自在に歩き回っています。

歩くのが上手になった とのオイタパパの声も入ってますね。

歩き始めてから3ヶ月ほどかかって、やっとここまで歩けるようになりました。

 

それと表情がとても豊かになっています。

仕草も行動も、もう赤ちゃんではなく子どもですね。

それにしても可愛かったなぁ。

いやホント。(親バカ丸出し)

 

何にしても、ゆっくりながらここまで出来るようになったのは、オイタとオイタアーヤン(オイタ母)が二人で毎日通った療育施設での訓練の賜物です。

オイタパパは週末に少し遊びながらオイタの成長を喜ぶだけでしたが、オイタアーヤンとオイタは毎日頑張ってたんですよね。

お疲れ様でした。

よく頑張ったね。

 

本当はその頃に言わなくちゃいけない言葉ですね。

言えてないんだろうなぁ。

 

今更反省しても遅いんですけどね。

まぁ過ぎたことはしょうがない。(そうか?)

これを読んだお父さん方は是非、反面教師にして下さい。

 

ということで、今日の話は以上となります。

最後までお読み頂きありがとうございます。

 

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