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ダウン症のある赤ちゃん成長はゆっくりですが、成長の順番は健常な赤ちゃんと同じです。
赤ちゃんの首がしっかりとすわり、寝返りが打てるようになってくると次の成長のマイルストーンとして、お座りを一人で出来るようになることが目標になってきます。
お座りが出来るようになるために必要な筋肉の発達を考えると、腰と背中の筋肉の発達というのは容易に想像できることだと思います。
しかし、実はお座りが出来るようになるためには、腰や背中の筋肉だけではなく腕の筋肉の発達も必要になるそうです。
言われてみればナルホドと思うのですが、寝転んだ状態からお座りするためには、上体を起こす必要があり、その際に腕の力が必要になってくるという訳です。
ナルホド!
今日はダウン症の赤ちゃんのお座りについて、お話しさせて頂きます。
ダウン症のお座りについて
ダウン症のある赤ちゃんがお座りする時期
以下の表は兵庫医科大学病院遺伝子医療部作成の冊子『ダウン症候群をご理解いただくために』に掲載されていたものからの転載になります。
この表はダウン症のある赤ちゃんが各運動発達を達成した(出来るようになった)月齢をグラフ化した成長段階表になります。
※出典:兵庫医科大学病院『ダウン症候群をご理解いただくために』
※クリックするとPDFファイルのダウンロードが始まりますのでご注意ください。
※他の文献等を見ると、この表の範囲と一致していないものも見受けられます。この表はあくまでも参考としてご覧下さい。
この表を見ると、赤ちゃんが一人でお座り出来るようになる達成時期については
健常児 :生後4ヶ月~9ヶ月
ダウン症児:生後6.2ヶ月~11ヶ月
となっています。
月齢のおおよその目安
中央値が平均値であると仮定すれば、おおよその目安(平均的な値)は、
健常児 :生後6ヶ月~7ヶ月
ダウン症児:生後8ヶ月~9ヶ月
ということになりますね。
もちろん、これはあくまでも目安ですので赤ちゃん一人ひとりに個人差が有りますし、場合によってはこの表の範囲を超えた時期に出来るようになる赤ちゃんもいるでしょう。
実際、ダウン症のあるオイタパパの次男(以下、オイタと表記します)の場合は、満1歳をちょっと超えてから一人でお座りできるようになりました。
出来るようになる時期については、あまり神経質に考えること無く、ゆったりと落ち着いて見守ってあげれば良いんじゃないかと思います。
ただ、この表の範囲を数ヶ月超えてもお座りしない場合には、医師等の専門家へ相談をしてみて良いかと思います。
オイタのお座りデビューは遅咲きだった
オイタはダウン症のある二十歳すぎの青年です。
オイタが初めてお座りしたのは20年以上も前のことなので、はっきりとは覚えていないのですが、写真やビデオでいつ頃だったのか確認してみました。
上にも書きましたが、オイタが一人でお座りが出来るようになったのは、上の表で示されている範囲(ダウン症児:生後6.2ヶ月~11ヶ月)を超えている1歳(生後12ヶ月)を過ぎてからのことだったようです。
下の写真は以前に別の記事でも載せてますが、首がすわった頃(生後7ヶ月頃)の写真です。
まだ、首に安定感があまり感じられませんね。
一人お座りへの道はまだまだ遠いといった感じが見受けられます。
次の写真はお座り練習中の写真でしょうか。
とても安定感のあるエアチューブの椅子に座っています。生後10ヶ月頃の写真になります。
練習中と書きましたが、恐らく当時は特に練習という意識は無く、この椅子だったら一人で座ってられそうだねという感じで買ったものだと思います。
上の生後7ヶ月頃の写真に比べると、首も随分しっかりしてきているのが分かります。
次の写真は満1歳(生後12ヶ月)直前の写真になります。
ベビーカーに背を持たれずに座ってますね。
というか前のバーに思いっきり寄りかかってますが。
一人でお座りできるようになる直前といったところでしょうか。
表情もどことなくふてぶてしさを感じます。
オイタのお座り動画
最後はお座りをし始めた頃の動画です。
残念ながら寝転んだ状態からお座りする場面はありませんでした。
1歳の誕生日を少し過ぎた生後12.5ヶ月頃になります。
すぐに転んでしまうところが、まだお座り初心者といった感じで初々しいですね。
転ぶことも楽しそうです。
生まれた頃の弱々しさはもうありません。
こうして改めて振り返ってみると、オイタすごく成長してるなぁって実感出来ますね。
そして可愛い。
ドラえもんがいれば、たまにこの頃のオイタに会いに行かせてくれって絶対お願いすると思います。
今日の話は以上となります。
最後までお読み頂きありがとうございます。