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健常な赤ちゃんの場合、
お座り⇒ズリバイ⇒ハイハイ⇒つかまり立ち⇒ひとり歩き
というのが一般的な成長の段階として知られています。
もちろんこれは、あくまでも例であり一人ひとりの赤ちゃんを見れば、これとは違った順番で成長の段階を進んでいく場合も多くあります。
ダウン症のある赤ちゃんの場合は、ズリバイ以降少し順序が異なり
お座り⇒ズリバイ⇒つかまり立ち⇒ハイハイ⇒ひとり歩き
という順番で成長することが多いようです。
ハイハイをする前につかまり立ちが出来るようになることが多いということですね。
が、もちろんこれも一例であり一人ひとりの赤ちゃん毎に全く違った順番で成長の段階を進んでいく場合も多くあります。
今日は赤ちゃんのつかまり立ちに焦点をあてて、書いていきたいと思います。
赤ちゃんのつかまり立ちについて
つかまり立ちについて
つかまり立ちは身の回りにある椅子やテーブルなどにつかまって赤ちゃんが自力で立つことを言います。
赤ちゃんがつかまり立ちできるようになると、それまで赤ちゃんが寝転んであるいはお座りしながら見ていた高さの世界から、高くなった分だけ更にいろいろ多くのものが見えるようになり、赤ちゃんの興味の対象が格段に広がることになります。
興味の対象が広がった赤ちゃんの動きの幅も、ここから格段に広がっていくこととなりまので、家族にとっては目を離せない時間が増えることにもなります。
ダウン症のある赤ちゃんのつかまり立ちについて
以下の表は兵庫医科大学病院遺伝子医療部作成の冊子『ダウン症候群をご理解いただくために』に掲載されていたものからの転載になります。
この表はダウン症のある赤ちゃんが各運動発達を達成した(出来るようになった)月齢をグラフ化した成長段階表になります。
※出典:兵庫医科大学病院『ダウン症候群をご理解いただくために』
※クリックするとPDFファイルのダウンロードが始まりますのでご注意ください。
※他の文献等を見ると、この表の範囲と一致していないものも見受けられます。この表はあくまでも参考としてご覧下さい。
この表を見るとひとり座りまでは、健常な赤ちゃんと比べてもそこまでゆっくりという感じではなかった成長の進み方ですが、はいはいやつかまり立ち、ひとり歩きなどではかなりゆっくり度が増してくるように見受けられます。
筋力の弱いダウン症のある赤ちゃんが、全身を持ち上げるだけの筋力を身につけるには、相当な時間が必要ということを表わしているように思われます。
ダウン症のある赤ちゃんがつかまり立ちする時期
この表を見ると、赤ちゃんがつかまり立ち出来るようになる達成時期については
健常児 :生後6ヶ月~11ヶ月
ダウン症児:生後9.4ヶ月~16ヶ月
となっています。
中央値が平均値であると仮定すれば、おおよその目安(平均的な値)は、
健常児 :生後8ヶ月~9ヶ月
ダウン症児:生後13ヶ月~14ヶ月
という感じですね。
もちろん、これはあくまでも目安ですので赤ちゃん一人ひとりに個人差が有りますし、場合によってはこの表の範囲を超えた時期に出来るようになる赤ちゃんもいるでしょう。
オイタの場合
オイタパパの次男(以下、オイタと表記します)はダウン症のある二十歳すぎの青年です。
生まれたばかりの頃は、大人しくあまり泣くことも動くこともなかったオイタでしたが、寝返りをし始めた頃からはかなり活発に動くようになってきました。
更にズリバイが出来るようになってからは活動範囲も拡大し、好奇心が溢れてくるのが見ている側にも伝わってくるようになってきました。
オイタはいつ頃からつかまり立ち出来るようになったのか?
以下のビデオはオイタが1歳3ヶ月なので、この頃(生後15ヶ月頃)につかまり立ちできるようになったと思われます。
ダウン症のある赤ちゃんがつかまり立ち出来るようになる平均的な時期と言っていいでしょう。
お座りの状態から立ち上がる場面が映っていないのが残念ですが、つかまり立ちからお座りすることも出来るようなので(たまたま?)、きっと自分で立ち上がれることも出来るのでしょう。
座った後にいろんなモノに興味が移っていく様も見て取れて、何の編集もありませんが結構面白いビデオだと思います。(親バカですいません)
名前を呼ばれるとちゃんと振り向いて笑ってますよね。
コミュニケーションもちゃんと出来るようになっています。
お尻を中心にグルグル回る姿はこの頃しか見れない動きではないでしょうか。
最後に触っている犬のぬいぐるみは、確かスイッチが入っていればワンワンと鳴くぬいぐるみなんで、おかしいな?なんで鳴かないのかな?と思いながら叩いているのかも知れません。
それにしても可愛いですよね。
あれ?親バカすぎましたかね?
今日のお話は以上となります。
最後までお読み頂きありがとうございます。