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ダウン症と人見知り。大小のモジモジポーズは大人の証

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

人見知りは『近づきたいけど怖い』という心の葛藤

オイタパパです。

ダウン症のある赤ちゃんは「大人しく」「泣くことも少なく」「よく寝る」ため育てやすいという話を聞くことがあります。

また、人見知りもあまりすることなく誰に対してもニコニコと笑っているため、人から可愛がられることも多いのではないでしょうか。

 

しかし、人見知りは成長の証といいます。

誰に対してもニコニコしている様子を見ていると、我が子ながら可愛いなぁと思う半面、人見知りしないのかなぁと少し心配になる気持ちもあるのではないでしょうか。

 

今日はダウン症の赤ちゃんの人見知りについて考えてみたいと思います。

 

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ダウン症と人見知りについて

赤ちゃんの人見知りが始まる時期と人見知りする理由について

一般的に赤ちゃんの人見知りは、生後6,7ヶ月頃から始まると言われており、2歳から3歳ころには収まることが多いようです。

もちろんこれは平均的な話で、早い赤ちゃんだと3ヶ月頃から人見知りが始まる子もいますし、逆に1歳を過ぎてもまだ人見知りが始まらない子もいます。

 

少し前まで人見知りは、人の顔を見分けられるようになり、身近な人以外に対する恐怖心から起こるもの と考えられてきましたが、最近の研究では恐怖心だけではなく、『近づきたいけど怖い』という心の葛藤によるものだということが分かってきたそうです。

(参照:国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)『赤ちゃんの「人見知り」行動単なる怖がりではなく「近づきたいけど怖い」心の葛藤』http://www.jst.go.jp/pr/announce/20130606/

 

単なる恐怖心だけでなく興味と恐怖心がないまぜになった、より複雑な気持ちの表現が人見知りという行為に現れているということになる訳ですね。

 

ダウン症の赤ちゃんの人見知りについて

人見知りは上で書いているように、お母さんなど身近な人と他人を識別し『近づきたいけど怖い』という複雑な心の葛藤によるものですので、相応な心の成長に伴う行動ということになります。

 

一方、ダウン症の赤ちゃんの成長はゆっくりです。
そしてゆっくりの度合いはダウン症の赤ちゃん一人一人違うものです。

 

だいたいいつ頃から人見知りが始まるのか というのは気になることではあると思いますが、あまり気にすることなく待っていると、忘れた頃に あっ!始まった と思う日が来る筈です。

 

でも成長を実感できるということでは嬉しいことなのですが、実際に赤ちゃんの人見知りに直面すると、その大変さに『あぁ人見知りなんてこなけりゃ良かったのに…』とため息を漏らす方も多いかもしれませんよ。

 

人見知りするほど心も成長しているダウン症の赤ちゃんは、生まれた頃のおとなしかった赤ちゃんの頃はなんだったのか と思うほど泣き方も成長していることが多いでしょうから。

何事も『ホドホド』の方が都合がいいことが多いものですが、赤ちゃんの成長にそんな注文はつけられませんからね。

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青年オイタのモジモジは人見知り?

オイタパパの次男(以下、オイタと表記します)はダウン症のある二十歳すぎの青年です。

実はオイタ、二十歳を過ぎた今でも初めて会った人に対して、人見知り?というような態度をとります。

 

なかなか文字だけでどういった態度であるのか、というのを表すのは難しいのですが、見ているとあぁこれはモジモジしてるんだと分かるような”モジモジ”ポーズをするのです。

 

しかもその”モジモジ”ポーズには2種類あって、”小さなモジモジ”と”大きなモジモジ”が存在します。

小さなモジモジ

”小さなモジモジ”は、

①人差し指だけ立てた状態で他の指は交互に組み合わせて手のひらを合わせます。
(教会でのお祈りのように手を組み人差し指だけ立てているような感じ)

②俯いて人差し指をみつめながら、左右の人差し指をリズムよくくっつけたり離したりする

わかりますかね?

 

身長160cm、体重80kgの大きな体で、背中を丸めて俯いて指先をチョコチョコしてる姿は誰がみても あぁこれはモジモジしてるんだな と分かると思います。

 

大きなモジモジ

”大きなモジモジ”は

①両手を捻って絡ませ手のひらを組んで下に下げる

②俯きながら絡ませて組んだ両手を中心に両肩を上下交互に揺する

これも伝わりにくいかなぁ。

 

こっちも誰がみても うわっすごいモジモジしてる! と思うんじゃないかと思います。
というか、この”大きなモジモジ”を見ると「モジモジしてる~(^^)」と 笑ってしまう人が多いかもしれません。

 

なぜ2種類あり、どういう風に使い分けしているのかは、今ひとつよくわからないのですが、いつの頃からかオイタが独自に身に付けた人見知りのサインです。

 

これって人見知り?

ところで、この大小2つのモジモジポーズって人見知りなんでしょうかね?

人見知りは、『近づきたいけど怖い』という複雑な心境ということですが、今のオイタはよっぽど見た目が怖い人でないと『怖い』とは思ってなさそうです。

 

これはオイタパパの勝手な推測なんですが、オイタは人を『可愛がってくれる人』と『そっけない人』の2種類に大別していて、大小どちらかの”モジモジ”ポーズを使って、今会っている人は『可愛がってくれる人』なのか『そっけない人』なのかを見定めているのではないかと思うんですよね。

 

笑いながら声を掛けてくれる人⇒『可愛がってくれる人』
リアクションの薄い人    ⇒『そっけない人』

こんな感じです。

 

ですから、オイタが”モジモジ”ポーズするのは『人見知り』ではなく『人の選別』ではないか とオイタパパは我が息子ながらちょっと疑っています。

 

『人の選別』だとすると、これはかなりな知的成長だと言えるのでしょうが、成長というよりもずる賢くなったようにも思えます。

 

まぁオイタも大人ですから、ずる賢さを身につけていくことも大事なことですよね。

ところで、”モジモジ”ポーズは大でも小でもやってる姿がとても可愛いんですよね。
これは単なる親バカですね。

 

今日の話は以上となります。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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